Mosalogy

会社辞めてハーバードの大学院に来ちゃった感じ

最先端技術が理解の範疇をとうに超えている件

mosaです。

ここ最近とことん眠いです。ナルコレプシーでしょうか。

朝が早起きだからかも知れません。

 

今は科学技術の発展がめまぐるしいですよね。

「理系の世界って凄いなぁ」と、自分も理系なのに他人事のように感心してしまいます。テクノロジーとバイオロジーは全くの別世界なんかではなく、この融合領域であるバイオテクノロジーの理解のためにも、こういったものを少し勉強しないといけないなとも焦っています。

 

ーーある時期はプログラミングを独学しようとして断念しました笑

またちょっとかじってみるかな。

 

 

さて、Scientific Americanという雑誌をご存知でしょうか。日本では「日経サイエンス」という日本語版 (必ずしも内容が各号で一致はして無いですが) も市販されています。原著論文が乗っているような科学誌ではありませんが、NPG (Nature Publishing Group) に加盟している一般向けの雑誌です。

 

そして毎年出版されている模様の、以下のレポート記事を見つけました。

 

www.scientificamerican.com

 

今年の最先端技術ベスト10 !!

って感じです

 

くまなく読んでは無いですが、それぞれについて各分野に精通する企業のCEO等が短めの文章を寄稿しています。

 

ということで、挙げられていたものは以下です。

 

  • Augmented Reality Everywhere (どこもかしこも拡張現実)
  • Diagnostics for Personalized Medicine (個別化医療に向けての診断技術)
  • AI for Molecular Design (人工知能を用いた分子設計)
  • AI that can argue and instruct (討論および指導する人工知能)
  • Implantable Drug-making cell (細胞移植)
  • Lab-Grown Meat (人工肉)
  • Electroceuticals (神経刺激による疾患治療)
  • Gene Drive (遺伝子ドライブ)
  • Plasmonic Materials (プラズモン材料)
  • Algorithms for Quantum Computers (量子コンピュータのアルゴリズム)

 

こうして見てみると、やはり人工知能と医療関連技術が目立ちますね。

今の注目はVR (Vertual reality: 仮想現実) よりAR (Augmented reality) なんですかね。

 

興味本位で、昨年の同じ記事での10項目を見てみました。

 

  • Water made by the sun (太陽光を利用した水の生産)
  • Fuel from Artificial Leaf (人工葉を用いたエネルギー生産)
  • AI that sees like humans (視覚を備えた人工知能)
  • Precision Farming (精密農業)
  • Mapping Every Cell (ヒト細胞アトラス)
  • Liquid Biopsies (体液を用いた生検)
  • Hydrogen Cars for the masses (水素自動車のコスト削減)
  • Genome Vaccines (ゲノムワクチン)
  • Sustainable Communities (サステナブルコミュニティ)
  • Quantum Computers (量子コンピュータ)

 

昨年はエネルギーや公衆衛生に関連したものが多かったですね。

こうしてみるとトレンドが浮き彫りになったような気がして面白いです。

VRやAR、それからAI (人工知能) は去年の時点で結構ホットだったのかと思っていましたが、どちらかというと技術が加速度的に進歩しているため2018年になって目立つものがたくさん出てきているんでしょうね。

 

量子コンピュータが昨年と今年の両方に入っているのは興味深いですね。

全然詳しく無いですが、要は並列計算が可能になってめっちゃ早いスピードで処理ができるようになるやつですよね。従来の0か1かではなく、その組み合わせでどうこうみたいな。大学一年の時にやった量子力学を全く覚えてないので概念があまりよくわかって無いです。。「量子のもつれ」とか、なんだっけ。。

とりあえず悪用されたらパスワードがほんと一瞬で見破られるんだろうな、ってのはなんとなくわかります。笑

 

今年は医療関連が目立ちますね。

中でもElectroceuticalsというのを初めて聞きました。

ーー元製薬会社研究員としてそんなんでいいのか、マジで。

 

これは従来の医薬品での疾患治療 (Pharmaceuticals) に対し、神経を刺激することでその神経が狙った組織を活性化するのを誘導する方法ですね。中でも迷走神経と呼ばれる神経は炎症性物質を出すので、こいつを狙って刺激します。迷走神経による免疫の活性化について発見して研究をリードする科学者の一人であるKevin Traceyは3年前にウチにもセミナーに来ました。

 

え、、

 

あれからもう3年も経ったのか。。!

頑張らないとなあ。。。

 

 

これからのバイオ研究において、こういった最新技術を駆使したものがどんどん有力誌に掲載されていくんだと予想しています。

個人的には非常に興味深いですが、うちの研究室はこういったものを好まないオールドスクールスタイルな場所でして、、時代に追いつけるのかどうか正直わかりませんが。

 

 

「研究がろくにうまくいってないということは、逆にいえばなんでも始められる。」

そんな風にポジティブに捉えて、これらの技術へのキャッチアップも積極的に行いたいところです。

 

 

ちなみに最後に、上記のうち「人工肉」の記事を読んでいて見つけてしまいました。

 

オランダにあるMosa Meatというスタートアップが牛のmyosatellite cells (筋肉をつくる幹細胞) の培養で肉を生産しています。

 

 

 

mosa meat....

 

将来はオランダで就職することになりますかね笑