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会社辞めてハーバードの大学院に来ちゃった感じ

僕が製薬企業を辞めてハーバードの大学院に入った理由 (前編)

 今日は理由 (Why) について書きます。どうして会社を辞めてアメリカに行こうと思ったのか。

どうやって (How) はまた今度。

 

今回の記事は、Whyの部分の前編。(全部書いて長くなるのも嫌だしね)

 

まあ一言でいうと、ノリでって感じなんですが。

ノリにもいろんなのがあるじゃないですか。

 

 

会社に対する不満があったわけじゃない

ーーまあ全くなかったと言えば嘘になってしまうかもしれないですが。。

要は不満爆発で退職願バーンっていうコミカルな流れではないです。

 

修士課程を終えて初めての社会人生活。お世話になった会社はブラック企業とは正反対のスーパーホワイト企業だし、初任給もおよそ25万、ボーナスも約3か月分が年二回、おまけに一人暮らしの家賃も全額出してくれます。

 

製薬企業の福利厚生はマジで神です。

 

生物系の研究員として、創薬のターゲット探索ってのをやってました。

ざっくり言うと、薬そのものを作ってるんじゃなくて、どんな効果のある薬を作れば病気って治せるのかな、ってそんな感じ。

 

職種は研究員だから、対人でもない。お気に入りの(あるいは適当に選んだ)私服で朝9時に出勤、帰りは18時。残業代はもちろんもらえるし、そもそもあまり残業は必要ではなかったです。

 

もうね、神ですよ。会社終わりに趣味のカクテル作りに励み、作ったお酒を飲みながら録画やDVDの映画を鑑賞。これが毎日ですからね。

 

 

 

むしろ自分自身が許せなかった

ーーここに綺麗な形でまとめられないくらい、いろんな事実や感情が自分の内外に存在してました。

待遇にも人間関係にも恵まれ、全てを与えられていた新社会人。

でも自分は、それを与えてくれる会社やその先の消費者に何の貢献もできなかった。

 

Give & Takeっていうじゃないですか。与えて与えられて。

もちろん世の中の全てがこうじゃなくて、無償に何かを注ぐこともあるかもしれないけど。

会社って労働と生産をGiveする代わりに人件費をTakeする場所じゃないですか、本来。

 

 

なんでルー語みたいになるんでしょうか。

 

 

まあいいや。

 

とにかくね、自分は本当に仕事できないなあって思ってたんです。

周りの社員にも東大卒とかいっぱいいるのに、なんか知らないけど会社の中では頭がいい、仕事ができる、みたいに言われてたんです。

 

おいおい嘘だろ俺なんもやってないよってね。

 

周りの同期とかは社内の創薬プロジェクトにアサインされ、夜の8時や9時まで残業してる。あー疲れたーとか言いながら同期の飲み会に遅刻してくるわけです。

 

かたや僕の方は、プロジェクト自体を考える部署にいたけどなーんにも思いつかなかったし、ぼーっとしながら会社に居座ってました。(もちろん与えられた仕事はやってたけど)

 

そんな自分が嫌だなぁなんて、思ってました。

 

自分を変えなきゃ将来ヤバいって思った

配属された部署的にも、仕事は与えられるものじゃなくて自分で生み出すものっていう要素が強かった。今でもそれはすごくいい環境だったと思う。

 

だけど、自分には何にもできてなかったんですよね。

給料とかめっちゃもらってるだけで、全く還元できていない。

 

 

いや、わかりますよ。

「新入社員のくせに生意気だ」

とか

「若手への給料はある種の投資だから、のちにリターンできるよう今は頑張れ」

とか、そういうの。間違ってはないと思いますよ。

 

 

でも、製薬企業ってそんなに順調な業界じゃないし、仮に将来的に会社に席がなくなったとしたら、その時の自分の市場価値ってやばくね?と。

 

 

 

 

  

「前職の大企業では、残業代をもらうことなく定時の間で瞑想に励み、社外でカクテル作りの腕を鍛えてまいりました!」

 

 

 

 

「ーーーー採用っ!!」

 

 

 

 

現実はそう甘くはありません。たぶん

 

 

 

もし本当にそうなった時、研究の世界では博士号ってあったほうが自分の価値がわかりやすく高まるのかなぁなんて考えが頭の中にチラつき始めたわけなのであります。

 

続きます。